こんにちは。Bちゃんです。
どうやってアメリカで自分に合った矯正歯科を選べば良いのか、相当悩みました。
私が今のドクターに出会うまでに考慮したことは次の3つでした。
- 通いやすさ、通院頻度
- 信頼できる歯科医師
- 総費用
通いやすさ、通院頻度
海外は電車が定刻通り走っているわけではないし、予約時間に間に合わないと診てもらえないという事も聞いたことがあったので、遠くて電車の乗り継ぎが多い所に通うのは避けたいと思っていました。
一般的に、インビザライン矯正はワイヤー矯正よりも通院が少なくて済むというメリットがあります(ワイヤー矯正が通常1ヶ月に1度程度なのに比べてインビザラインは2〜3ヶ月に1度の通院が一般的です)が、やはり何度も行くとなると、遠かったら毎回の通院がストレスになってしまいます。
私の中では電車の乗り継ぎは1回まで、と決めて探しました。
信頼できる歯科医師
信頼できる歯医者さんを探すのって、日本でも難しいですよね。
私は虫歯や歯周病に悩んだことがあるので、片道4時間かけて評判の良い歯科医院に通ったこともあります。。こんなことは日本では一般的ではないかもしれませんが、アメリカでは「医師の評判」でかかりつけ医を探すことは日本よりも一般的みたいで、以下の方法で探しました。
- 加入した保険ネットワークのサイト
- Yelp
- 日経新聞の広告
- 知人に聞いてみる
加入した保険ネットワークのサイトで検索する
保険に加入すると保険サイトのマイページにログインできるようになり、そこで自分の住んでいる場所の近くの歯科医院、矯正歯科、歯科医師が検索できるツールがありました。アメリカでは歯科医師にそれぞれ専門領域があり、それについても逆から検索する等できるようになっています。
そのツールを使って、自分の住んでいる近くの矯正歯科を探してみたり、専門領域を「Orthodontics」と指定して調べてみたりしました。
Yelpで口コミの良いドクターを探す
Yelpとは日本で言うところの「食べログ」「ぐるなび」「ホットペッパー」のような口コミサイトです。でも、口コミ対象が飲食店や美容室だけでなく、靴の修理やさん、電化製品のお店、携帯修理店、歯科医院などもあります。5段階評価で、誰もが匿名で自由に評価できるわけで、歯科医院も美容院やレストランのように「評判」を見て行くところを決める人がすごく多いみたいです。
自分が入っている保険のネットワーク内に、評判の良い歯科医がいたらラッキーって感じでしょうか。
日系情報誌の広告をチェックする
海外の大都市には必ずと言っていいほど「日系情報誌」がいくつかあると思います。そこに歯医者の広告が山ほど出ているので、Yelpや保険サイトのツールを併せて使いながら検討しました。
広告を出しているということは広告料にお金をかけているということなので、いくら目につく回数が多くても、どんなに”良さそう”でも、慎重に見極める必要があるのが広告です。
とくに海外では、『なぜその国で日本人向けに広告を出しているのか?』と考えた時に少し怪しいなと感じるところもあります。ドクターが日本人ならまだしも、医師含め従業員に一人も日本人がいないのに日本人向けに広告を出している歯医者もあります。行ってみると英語しか通じないのに?
知人に聞いてみる
上記3つに加えて、周りの人にも聞いてみました。ただ、私の周りには歯医者には通っている人はいても矯正専門医にかかっている人はいませんでした。
総費用
もうひとつ大事なのが、矯正にかかる費用ですよね。矯正では結構いろんなところにお金がかかるので、通院する歯科医院を決めるときには下記のことを考慮しました。
- 矯正費用
- コンサルテーション代
- 矯正をするために必要な他の箇所の治療(親知らず、インプラントなど)
- メンテナンス費用
- (+通院にかかる交通費)
私が行った3ヶ所は、上記のような費用を全部別々に請求するところもあれば、一括のところもありました。あと、最初に一括で払うと割引してくれるという歯科医院もありました。費用公開についてはこちらの記事で書きました。
そんなこんなで、自分が矯正にかかる間のライフスタイルを予想してみて、いちばんしっくり来るところに決めました。
私の場合
上記のような感じで歯列矯正をする歯科医院を探しましたが、私は保険証書の文言がとても微妙だったので、ひとまずは評判で探すのではなく、細かく相談や交渉がしやすいと思える場所に通いたいと思いました。
結局、3ヶ所の矯正歯科・歯科医院にアポイントをとってコンサルテーションに行って1つに決めました!
余談
昨年、突然歯が痛くなり、保険に入ってなかった&まったく知識のなかった私は、ただただNYの生活帳なるものの「日本語が通じる歯科一覧」で適当に選んで行くしかなかったのですが、
それが大失敗。
あとから色々と調べてわかりましたが、その歯医者の商売っ気の強いこと。。。何も知らない私はその無防備さを見抜かれ、まんまと騙され、ぼったくられてしまった経験があります。 こんなこと言いたくないけど、ごめんなさい、受付の日本人も本当に態度悪くてどういう育ちなんだろうとか思ってしまいました(笑)。
それがきっかけで歯列矯正をする歯医者は慎重に選ぼうと決めました。
日本では、保険制度のことを自分で完璧に把握していなくても、「行った病院で適切に処理してくれる」という感覚がありましたしアメリカでも「歯列矯正しよう!」と思い立ったら「よし、とりあえずどっか矯正歯科に行ってみりゃわかるだろう!」ということもできなくはないです。というかむしろ行ってみないとわからないことが多い国ですが、それでもなぜ慎重に調べていったかというと、最低限アメリカのシステムや自分の保険のことわかっておかないと、結果、誰も悪くないのにぼったくられておしまい、ということになりかねない(誰も叙情酌量してくれたりしない)のです。
前述したように、なぜこの土地はそんなに二度手間が発生するかというと、あらゆる機関の受付や担当デスクですら制度やシステムの全てを把握している人なんて皆無だからです。
受付や担当デスクの立場になってみれば、とりあえず出てきたものを提示してみて、相手がそれでOKと言ったらOK、おかしいと言えば確認、そういうフローの中で成り立っている街なんだと思います。
だから自分が自分のことわかっておかないと(こう書くと当たり前のことなんだけど、日本だと無意識に制度任せにしてた)結局後で面倒なことになりやすい。なので今回の歯列矯正にあたって、アメリカの医療保険制度や歯科保険から調べました。
詳しくは下記3記事をどうぞ